私が高校生1年生の時、

コンサート帰りのタクシーで運転手さんからこんな質問をされました。

「人は何故生きて行かなくてはならないのでしょうか?」と。

あまりにも唐突な質問…しかも、見るからに高校生の私に?

でも、何か答えないと…

「赤ちゃんでこの世界に来た時に、グーで握っていた手を開いた瞬間に

手放した物をもう一度掴むために生きる」

そう…思ったことを話しました。

運転手さんは、乗せたお客様皆に質問をしているそうです。

そして、その答えは自分でも未だに分からないままだと。

 

私はその出来事を、社会人となり自分の人生を歩む中でも忘れたことがありませんでした。

何故なら…私自身、とても生きていくのが辛いとずっと感じていたから。

苦しくて…生きていくのが本当に嫌になって、

全てを終わらせたいと思った 2006年9月

自分自身を納得させるために、

金沢市内のあるヒーラーの所に出向きました。

その頃の私は、シングルマザーとして、女の子を一人育てていました。

人の裏切りに合い、仕事も失い、途方に暮れていました。

子どもの幸せだけを願いながらも、

その大切な子供さえ守ることが出来ない状況に押しつぶされていました。

ヒーラーに聞きたかったことは、

前生でよほど悪いことをしてきたのか?

子どもは私の元に生まれてきて幸せなのだろうか?

本当に…その答えを聞いて自分の不幸を納得させたかっただけだ。

 

小さなお店の奥にその人は待っていました。

向き合って座った時に、その人は…

「今まで本当に辛かったでしょう…。よく、頑張って来ましたね」と。

久しぶりに熱い涙がこぼれた。

涙を温かいと感じる心がまだ私にあった。

ずっと…苦しいのに、痛みを感じる事や、

涙を流すことさえ我慢していた。

先生の答えは、私が覚悟していたものとは全く違っていた。

子どもは私を助けるために生まれて来た。

子どもは私の傍にいることが最高の幸せなのだと。

そして、

あなたの魂は常に祈りに触れていた。

本来、あなたはこちら側(に座る)の人間だと。

 

とても穏やかな静かな時間だった。

暗闇の中で、ひとり苦しんでいた私に、

一筋の光が見えた瞬間だった。

将来はまだ何がどうなるか分からないけど、

もう一度、生きて行こうと思えた瞬間だった。

 

私は、その先生の「ヒーラー養成コース」に通い始めました。

Love Healing Sora 古角友子氏に師事し、

Right Healer             April.2008

Light Master Healer    October.2008

Spiritual Reader           October.2008

Light Master                 October.2011

約5年半を費やし、ヒーラー養成全コースを卒業しました。

この間、癒しフェスタなどのイベントや個別セッションを行ってきました。

私が目標とした "ヒーラー" になったものの、

自分の持つ怖れからサロンを設立出来ずにいました。

 

2011年卒業して間もない頃、

同期でずっと一緒に学んできた加藤理恵さん(Love Healing Daichi)から、

書籍「イエシュアの手紙」ー出版:ナチュラルスピリット

テキスト「ハートの道」ーJayem著、青木由美氏翻訳

を紹介されそれに伴う彼女の熱い思いを聞きました。

彼女は既に「ハートの道」を受講することを決めていました。

加藤さんから遅れること半年…私も「ハートの道」を受講し、

2013年夏、インドネシア・バリ島で行われた

青木由美氏通訳・Jayem主催のワークショップに参加しました。

「ハートの道」は12章あり、青木由美氏の講座は、

2016年に第7章まで終了していて現在は中断しています。

そのため現在は、

加藤理恵さん(Love Healing Daichi)が第1章から翻訳し直し、

数名のハートの友と一緒に学び直しています。

 

「人は、何故生きる?」の質問に

今ならあの時の運転手さんに答えることが出来ます

 

私たちは、遠い昔…

ある場所で意識(物体の無い状態)として生み出され、

光を纏って魂(エネルギー体)として宇宙に誕生しました。

それから、集団で星々を巡り、小さな体験を繰り返し、

今、この地球に降りて来ています。

 

~一人ひとりが、この地上に存在する理由は一つだけ

それは、真理に出会い、ふたたび故郷に帰るため~

イエシュアの手紙より

アーク・ハマー著

マリディアナ万美子訳

 

そして、私自身が思い出したことがあるのです。

宇宙で…この地球に降りる時に約束した事、

“ 大切な…そして大好きな友を必ず助ける ” と。

長い間、水面下で静かにすすんでいた準備期間が終わりました。

これからは、自分のビジョンに従ってまいります。